10月11日(水)☁/☂/☃
ラールダール→スターブ教会→オスロ→国立美術館→フログネル公園
旅仲間だったYさんから旅のアルバムをみて懐かしくなったとメールが届いた。
北欧の旅の続きを読みたいと友人からもメールが届いていた。あれから3ヶ月以上経っている。もう随分前に行ったような気がする。
記憶が薄れてしまわないうちに続編を開始。だって、雪がまだ残っているのに今日からまた雪の予報。寒いうちに書かないと、本当に思い出せなくなりそう…。

スターブ教会の前で
この日はホテルを出発して15分ぐらいのところにあるスターブ教会の観光から始まった。静かな詩的風景の中で、突如現れた真っ黒な武将の兜か鎧みたいな造りはとても威圧的だ。バイキングの造船技術を利用して建てた木造の教会で、当時はキリスト教と土着の宗教が入り混じった時代だったので、このようなノルウェー独特のスタイルになったということだ。
教会をバックに今日も元気いっぱい!

ナナカマドの実
休憩時によく目にするナナカマド。赤い実が黄葉の中で彩を添える。
日本のよりずっと実が大きいそうだ。
クローデン湖で休憩しているのに、記憶喪失!
ナナカマドの実の向こうがクローデン湖か??? ノルウエーで一番美しい湖と言われているのに…
ここからしばらくバス移動。
雨になったり、雪になったり。空はびっしりと灰色で低い。ゆっくりと形を変えて進む雲に手が届きそうだ。

マッシュルームのスープ

サーモンのソテー
ゴールの街のホテルで昼食。サーモンがとても美味しい。
雪がちらついたりして寒いのに、色鮮やかな花が売られている。
食後は、レストランの近くにあるスーパーマーケットを覗いてみる。閑散としていて、客はツアー仲間だけ。この街はウインタースポーツのメッカで、ベストシーズン中のホテルはどこも満杯らしい。その時はこのスーパーマーケットもすごく賑わうのだろう。

店先の花

スーパーマーケット

思春期

叫び
オスロ市内に入り、国立美術館へ
美術館の目玉であるムンクの絵を鑑賞する。美術の教科書に載っていたお馴染みの絵だ。絵から放出される雰囲気が、多感な時期を不安に駆り立て、どうしても好きになれなかった。こうして実物を観ながらムンクの生涯と照らし合わせたガイドさんの説明を聞くと、新たな視点にたって観ることができる。

フログネル公園

フログネル公園

おこりんぼうの像
冷たい雨がぱらつく中、フログネル公園へ
かなり疲れてきたので、早くホテルに入りたいねという声も聞こえる。
ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲラン(Gustav Vigeland, 1869年 – 1943年)の「人生の諸相」をテーマにした彫刻作品が200点余り置いてある。
公園の中央を目指す橋にはたくさんの像が並んでいる。一つ一つ眺めていけば共感する場面もある。橋の中央近くに『おこりんぼうの像』がある。小さい姿全身から駄々をこねている様子が愛らしい。
大人になってもこんな風に怒りたい時もある…
お天気の良い日は、芝生も広がり市民の憩いの場だ。でも今日は寒くて、すっかり冷え込んでしまった。
そして、やっとホテルへ到着したのだが、このホテルはこの旅行中で最悪だった。狭いのなんの!旅行鞄を広げられない!あっちへ移動するのも、こっちへ移動するのも体を横にしないと! 夕飯はビュッフェ形式で、朝食より品数が少なかった。それに冷たいものばかり…
関連記事:『北欧の旅 2日目』『北欧の旅 4日目』
…to be continued